2012年7月9日
こんにちは、衣裳コーディネーターの長崎です。
今、着物に対してのT・P・O(時・場所・立場)が失われつつあります。
昔は日本人の常識だった事が、『ちょっとおかしい』 『びっくり』 なんです。
この間、結婚式に出席したときのことですが、
おばあさまは黒留袖を着ているのに、おばさまは小紋を着ていて、
一緒の席に座っていたので、「あれ?」と思いました。
おばさまが結婚式に出席する場合、本来なら色留袖を着ます。
小紋は洋服で言うと普段着にあたるものなので、結婚式で着るのはおかしいですよね。
新郎・新婦の血縁関係のお呼ばれの方々は、男性はダブルでいいけれど、
女性は既婚なら色留袖か黒留袖、未婚なら振袖が正式です。
訪問着は血縁のない既婚のお友達が着ます。
あまりカタく考えない方がいいと思いますが、くずしてはいけないマナーは、
日本人として守って行くべきかなと思います。
結婚式にお呼ばれの際など、「どんな着物を着ればいいかわからない…」という方は、
お気軽にご相談くださいね。