2011年11月3日
こんにちは。
フォトグラファーの安田です。
近頃遺影の写真が変わってきましたよね。
顔の部分を切り抜いて着物のフォーマットに合成をすることが昔では普通でしたが、最近では普段着などで明るい写真が多くなってきたように思います。
自分の遺影写真も大事なのだという事をお葬式に出席した時につくづく感じます。
お通夜とお葬式の間に、急いで遺影写真を選ぶことも多いと思います。
せかせかとこれでいいかと決められるより、
「私はこの写真を遺影に使って欲しい」
というのを伝えておくのも必要な時代がきたと思います。
好きなお花や、音楽に囲まれて新しい場所へ気持ちよく旅立てるようにしたいものですね。
この写真は先日私が撮影した写真なのですが、私の祖父です。
祖父は大の釣り好き。
実際に釣りをしているところを撮影したものもあるのですが、スタジオでの撮影もなかなかいいもんですね。
なかなかの演技派です(笑)
とってもいい笑顔です。
私も釣りが好きで、よく祖父に連れて行ってもらいました。
昔の釣りの話をしながらの撮影はとっても素敵な時間でした。
撮影していることを忘れてしまうくらい。
遺影写真というと、縁起が悪いと思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、今の輝いている姿を撮影するということは何ら変わりはありません。
遺影=死と結び付けてしまうところがありますもんね。
逆に遺影写真を撮ると長生きするという説もあるんですよ(笑)
毎年、自分の輝いているところを撮影に来られる方もいらっしゃいます。
病気になったり、死と直面するとなかなか撮影に行きにくいし、家族から一緒に撮影してもらいに行こうと言い難いところもあります。
その為にも元気なうちに毎年撮影していくのもいいと思いますよ。
祖父&祖母の写真は我が家には結構あります。
そして、今まで私の写真が遺影に使ってもらったことも多々あります。
遺影写真を見て、お経を唱えたり、その方を想ったり。
本当に大切な写真だと思っています。
是非、おめかしして、趣味の道具やお花と一緒に明るい写真を残してみませんか?
お待ちしております!!